○ シュリ
主人公。女。18才。『祝福の魔女』の弟子として魔女見習い中。
赤ん坊の頃、『落ちていたところを師匠に拾われた』。
普段は森で暮らす、引き篭もり&世間知らず。すこしそそっかしく、怖がり。
銀髪に緑の瞳。顔は普段、髪に覆われて見えない。
○ ルーファス・アルネスト・エスタリオ・ド・マジェストリア
マジェストリア国第一王位継承者。24才。外見は、真っ黒。
並み以上の身体能力と魔力をもつため、人外ともタイマンで戦える。
キレやすい性格で、常に怒っているか、不機嫌そうにしている。
そのため、陰口ではケダモノ扱いされている。
○ カミーユ・ラスティス・ド・ガレサンドロ
美貌と才知を兼ね備える、ルーファス王子の側近。22才。
金髪に、薄い琥珀色の瞳。外見に騙される者も多いが、若干、腹黒な性格であり
魔力はもたない。Sの傾向あり。
○ マウリア・リスティ・ド・キルディバランド男爵夫人
王宮につとめるベテランの女官。四十代半ばぐらい。
栗色の髪にふくよかな体形。三人の子持ち。表面上、人当たりの良い性格と言われる。
シュリの世話を任される。
17才になる娘のエリザベス・マリディア・キルディバランド(通称リズ)の嫁ぎ先に悩み中。
○ ビストリア・ルイーズ・フランチェスカ・ド・マジェストリア女王
マジェストリア国第四十二代王妃。ルーファスの実母でありドレイファス王の正妃。
四十代前半。
彼女がいなければ国は成立たないとまで言われる、筋金入りの『女王さま』。
ルーファスに期待はしているが、同時に頭を悩ませている。意外に苦労性。
○ ドレイファス・エンタリオ・ビステリア・ド・マジェストリア国王
マジェストリア国第四十二代国王。ルーファスの実父。四十代半ばから後半。黒髪に茶色の瞳。
治政者としての評価はわかれるが、性格は相当の『へたれ』。息子には惰弱とののしられる。
妻には頭があがらない。でも、気にしていない。
○ エンゾ
マジェストリア国王宮の庭師。年齢不詳。六人の子持ち。
性格は、若干、臆病。
○ マーカス・ミルン
王宮勤めする魔法に関する研究員のひとり。一級魔法師。20歳。
魔力としては人並みではあるが、研究員としては優秀らしい。
自他共に認めるフェミニスト。シュリのアシスタントを命じられる。
○ タトル
マジェストリア王宮書庫館長。年齢不詳だが、百歳以上。博識。
祖父はロスタ大乱のころ、ロスタ王宮に務めていた。
よく王宮の庭でひなたぼっこをしている。
○ ダイアナ・シオン・アイシグ
マジェストリア王宮書庫に務める。21歳。
タトル氏のアシスタント司書。
親に内緒で騎士フランツと遠距離恋愛中の侯爵令嬢。
○ ジュリアス
カミ−ユ専属の秘書兼従者。18才。
見た目は金髪碧眼の王子さま風だが庶民出身。
○ テレンス
ル−ファスとカミ−ユが出資する個人研究者。
ジュリアスの父。
○ ムスカ
ダイアナと共にマジェストリア王宮書庫に務める。22才。
タトル氏のアシスタント司書のひとり。
○ エンリオ・アバルジャーニー
マジェストリア王宮の料理長
美味追究に人生をかけているおっさん
大陸レベルでけっこう有名。肉体派、鉄人。
○ グロリア・セルベテス
マジェストリアの苦労多き女性騎士。年齢は二十代後半。
シュリの護衛兼侍女。外見的には女性らしくない。
○ ア−サ−・コルニウス
ル−ファス専属の事務次官。26才。
○ フェリスティア・カルロッタ・ド・ポウリスタ
マジェストリア国ポウリスタ公爵令嬢で『運命のバラ』と呼ばれた美姫。
隣国クラディオンに望まれ王妃となるが、十八年前のクラディオン壊滅時に
死亡。
○ 祝福の魔女
人の姿の時は長い癖毛の黒髪に黒い瞳の美女。見た目は二十歳ぐらい。
人以外の姿をしている時もある。シュリの育ての親であり、師匠。
いろいろと謎は多いが、性格は大ざっぱ。
○ レディン・クリスティアナ・ローレシア・ド・シャスマール姫
シャスマール国第三王女。17才。金髪に赤い瞳をもち、国では才能溢れる美姫で知られる。
ルーファスに一目惚れし、絶賛片思い中&外交政策と称し、強引に婚約をすすめている。
<ロスタ大乱以前〜新制ロスタ期>
○ ザムディアック・グリフィン・ド・マジェストリア公爵
ロスタ国であった頃、ロスタ大乱の先駆けとなった反乱首謀者。
ルーファスの祖先。後に、王妹であるディル・リィ=ロサ王女を娶る。
○ ヴィランダ・ディル・リィ=ロサ・ド・ロスタ王女
ロスタ大乱にて、発動された禁忌魔法を止めたと伝説を持つ王女。が、謎も多く残されている
『奇跡のバラ』と呼ばれた美貌の姫。ザムディアック公爵の妻となり、ルーファスの祖先。
○ シュナイゼル王子
ロスタ大乱にて、ザムディアック公らと共に父王より王位を簒奪したイグレス大公を討取り、
のちにロスタ国王となる。ディル・リィ=ロサ王女の実兄。
○ リンディアナ王妃
ロスタ大乱以前にイグレス大公によって夫であるファルディナンド国王を殺され、
自身は幽閉されるも、後に自害。『ロスタのバラ』と呼ばれた美貌の王妃。
シュナイゼル王子とディル・リィ=ロサ王女の実母。
○ ファルディナンド王
ロスタ大乱以前に弟であるイグレス大公によって殺され、王位を奪われる。
リンディアナ王妃の夫であり、シュナイゼル王子とディル・リィ=ロサ王女の実父。
○ イグレス大公
兄であるファルディナンド王を殺し王位を奪うも、ロスタ大乱にて甥である
シュナイゼル王子らの手によって討取られる。
横恋慕したリンディアナ王妃を手に入れんがため王位簒奪を企んだ、とも伝わる。
○ ディダル
イグレス大公に仕え、ロスタ大乱にて禁忌魔法を使用したとされる魔法師。